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【コラム】国民の心をつかめない保守政権=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.15 14:40
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セウォル号惨事で全国が悲しみにくれていた昨年5月1日。テレビチャンネルを変えると、信じられない場面を偶然見ることになった。テレビは鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相が珍島(チンド)体育館で行方不明者の家族らに会う状況を生中継していた。鄭首相が壇上に上がって対策本部会議の結果を説明した。この時ある不明者家族が鄭首相に質問を投げかけた。

(家族)「現場に行ってきたのか」

 
(鄭首相)「行くことができなかった」

(家族)「今日、首相は収容された子供たちの遺体がどんな姿なのか必ず見るべきだ」

(鄭首相)「日程のため今日の午後(ソウルに)戻らなければならず…」

(家族)「子供たちの遺体はひどく腐敗した」

(鄭首相)「最大限努力する。ところで日程があって…。(家族が怒ると、その時初めて)そのようにする」

耳を疑った。日程があって戻らなければならないとは…。珍島体育館はあっという間に不明者家族らの泣き叫ぶ声があふれた。テレビを見ながら政府にこれ以上期待するものはないという気がした。どれほど重要な日程があったのか知らないが、鄭首相の発言は適切ではなかった。当然こういう話をするべきだった。「すぐに現場に行こう。遺体を全て収容するまで一緒に見守る」。それから体育館の床に降りて行って不明者の家族らを抱き合って一度泣くべきだった。忙しい仕事を終えるために数日後こっそりソウルに上京する場合があったとしても。

この場面は政府の意識とレベルをそのまま示していた。苦しい状況から免れるのに汲々としていた恥ずかしい素顔を。こういう残念な場面が積み重ねられながら不明者家族と政府の間に心の壁ができた。その後、朴槿恵(パク・クネ)大統領が涙を流してセウォル号遺族を慰めた。鄭首相も珍島に再び行って不明者家族を抱きしめた。その時はすでに遅かった。傷ついた心を変えられなかった。政府が初期のうちに現場で情熱を傾けなかったために起きたことだ。平時に地元の市場をいくら時間がかかっても訪ねて行って商売を心配し、一緒に写真を撮ったところで国民は感動しない。


【コラム】国民の心をつかめない保守政権=韓国(2)

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