<韓国旅客船沈没>死亡者名簿の前で「記念写真を撮ろう」…安全行政部局長が職位剥奪(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.21 09:11
20午後5時30分、珍島郡彭木(ペンモク)港。「何だと」という怒鳴り声が聞こえた。行方不明者の家族代表と話し合った安全行政部監査官の宋英鉄(ソン・ヨンチョル)局長が死者の名前が書かれた状況ボードの前で「記念写真を撮ろう」と話したことに対し、家族が見せた反応だった。宋局長は近くの状況室に避難したが、家族は追いかけて行き、状況室の前で謝罪を要求した。このため李柱栄(イ・ジュヨン)海洋水産部長官までが状況室から出られなくなった。
家族は「写真を撮ろうと言った者に出てこいと言え」と大声をあげ、状況室の前に座り込んだ。一部は強引に中に入ろうとした。警察は万一の事態に備えて身元を明らかにせず、私服の警察約20人を状況室周囲に配置していたが、こうした事実が知られ、家族の抗議を受けて撤収させた。午後8時ごろ、一部の家族が「そんなことをしても事態は解決しない。冷静さを取り戻そう」と言って状況室の前から離れ、李長官は現場を離れた。安全行政部はこの日、宋局長の職位を剥奪し、待機発令措置を取った。