<MERS>「仁川空港、一日2万人の中国人が400人に減少」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.12 07:55
あちこちで悲鳴が聞こえる。MERSが早期終息せず3カ月以上続けば、国内総生産(GDP)損失が最大20兆ウォン(約2兆2000億円)を超えるという分析も初めて出てきた。全国経済人連合会傘下の韓国経済研究院は11日、こうした内容の分析報告書を出した。6月までにMERS事態が落ち着けば被害額は4兆ウォン程度にとどまると予想される。しかし8月末まで続けば20兆ウォンに増え、年平均GDPを1.3%引き下げると予想される。この場合、隔離者が約2万人となり、所得損失が増え、、サービス・飲食・娯楽業種の売上高が60%以上減少するというシナリオだ。
文化界への伝染もすでに始まった。ソウル慶煕大「平和の殿堂」で12、13日に予定されていた「フレンチミュージカル・ガラコンサート2015」は中止となった。パク・ジョンヤ、ソン・スクなど女性巨匠が出演する京畿道広州(クァンジュ)ナムハンサンソンアートホールの「第1回モノドラマフェスティバル」(12-21日)も9月に延期された。こうした最悪の状況を防ぐため、専門家は徹底的な防疫とともに「心理的恐怖」との戦いに積極的に取り組むべきだと述べた。