【時視各角】ラクダもいないのにMERS世界2位とは=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.09 14:04
ラクダもいない韓国がMERS世界2位に上がった。能力もない政府が情報だけを握り締め、厳重に隠していた結果だ。ウイルスをとらえようとしていたら、うわさだけを打ちのめした。朴槿恵(パク・クネ)大統領からして後になって騒いでいるのも同じだ。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の成功的なSARS(新型肺炎)防御に屈辱をうけ、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長がMERSの主導権を見下したことに刺激されたのだろうか。遅ればせながら朴大統領はMERS現場を訪れ、病院リストを公開する超強気に切り替えた。ひょっとして「嫉妬こそ私の力」が作用したのかもしれない。
私にとってMERSは他人事ではない。1週間前、別件でサムスンソウル病院に4時間いたからだ。正直ちょっと怖気づいた。SNSのうわさの通りにビタミン薬まで一握り飲み込んだ。それでも怖くなってMERSの真実が気になった。すでに政府と国内の専門家には信頼を失くして久しい。事大主義だと非難されても、信じるべきは海外の専門家たちの科学的研究の結果だけだ。以下に挙げるのは先週末ずっとネイチャー・サイエンス誌の論文、世界保健機関(WHO)と米疾病対策センター(CDC)のホームページを検索してみた後、そこから出した結論だ。