<成完鍾リスト波紋>首相がまた…沼に落ちた韓国の国政(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.22 09:31
4月29日の再・補欠選を控えて、政局も荒々しくなっている。新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表はこの日、「今回の事件は個人の不正ではない。朴槿恵政権の道徳性と正当性がかかった政権レベルの不正」と攻撃した。セヌリ党は「成氏が盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時に2度も特別赦免を受けたのは、当時の権力の配慮がなければ不可能な特恵」(報道官室の論評)とし、文代表を狙った国政調査の実施を主張した。
朴大統領が政局を収拾するには格別の対策が必要だという助言が相次いでいる。趙舜衡(チョ・スンヒョン)元議員は「朴槿恵政権の発足後、今は最大の危機」とし「朴大統領は27日の帰国後、直ちに記者会見を開き、今回の事態について国民に謝罪し、早期に与野党代表を青瓦台に呼んで、次期首相の人選は国会の意見を積極的に反映するという意見を提示する必要がある」と述べた。趙元議員は首相候補に関し「和合・統合型の人物が望ましい」とし「公正な捜査のために朴大統領が法務部長官を通じた特検の発動も検討する必要がある」と主張した。