今年の成長率も3.1%に下方修正…韓銀、異例にも追加予算要求(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.10 08:53
しかし市場からはそれでも不安定だという反応が出てくる。回復しない内需、輸出の委縮、財政の問題という三重苦のためだ。大信証券のパク・ヒョンス債券分析チーム長は「経済成長率が3%を超えるには今年4-6月以降、四半期別に1%ずつ成長しなければいけないが、これを達成するのは容易でない」とし「2010年以降の平均四半期成長率は0.9%だが、それさえも最近は低下する傾向にある」と述べた。野村証券・BNPパリバのような海外投資銀行(IB)も今年の韓国経済成長率をすでに2%台に引き下げた状態だ。辛星煥(シン・ソンファン)韓国金融研究院長は7日、「2%台も排除できない」と語った。
韓銀さえも確信できない姿だ。李総裁が金融通貨委員会直後の会見で「追加予算」の話をしたのがそうだ。李総裁は「昨年10-12月期の成長率が0.3%に終わったことは税収不足が決定的」とし「補正予算編成要件が厳格で、財政健全性も無視できないが、景気回復のために財政がある程度の役割をしなければいけない」と述べた。利下げのような通貨政策だけで回復に向かわせるのは難しいだけに、政府も役割を果たすべきということだ。