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【コラム】米国の「ニューノーマル」と中国の「新常態」=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.08 10:19
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サマーズが話すニューノーマルには、低成長は構造的に仕方のない既定事実であることを前提にし、人為的な成長政策は望ましくないというニュアンスが敷かれている。多分に受動的であきらめ的な成長懐疑論に近い。サマーズは長期停滞を克服するための代案として拡張的な財政政策を提示してはいるが、ベン・バーナンキ元米連邦準備制度理事会議長のような人は長期停滞の仮説自体を否定しながら永久的な拡張的財政政策は不可能だと指摘する。何よりもサマーズのニューノーマルは米国のような先進国にとってはある面で妥当性があるかも知れないが、中国のように依然として成長を渇望する開発途上国や低開発国には該当しない。まだ行く先の遠い開発途上国と低開発国に低成長が新しい正常状態だとか成長政策をあきらめろなどと言うならば、それをそのまま聞くだろうか。

中国の新常態は、成長の放棄ではなく新しい成長方式への転換を意味するという点で、米国式ニューノーマルとは違う道を歩む。すなわち新常態は成長率の目標を下方設定するものの持続的な成長を担保できるよう成長のパラダイムを変えるということだ。「一帯一路(陸上と海上の新しいシルクロード建設)」戦略とアジアインフラ開発銀行(AIIB)設立に代弁される中国の新経済構想は、新常態時代を迎えた中国の野心に満ちた未来成長の戦略だ。低賃金によって押し出す輸出の成長方式をやめて、アジア地域を包括する大規模な開発事業と、陸上と海上を合わせる新しい物流ネットワーク建設から新しい成長動力を見出すということだ。すなわち中国の新常態は成長スピードを遅らせるものの、成長の質と持続可能性に重点を置くという新たな布石であるわけだ。何よりも二桁成長率への期待をやめたとは言うが、13億の人口が今後も毎年7%ずつ成長するということは依然として驚異的な成長戦略だ。

 
最近広がったAIIB設立をめぐる米中間の対立は、アジア地域と世界経済の主導権をかけて行う両国の覇権争いから見ることもできるが、もしかしたら米国のニューノーマルと中国の新常態が見せる成長に対する認識と戦略の差があらわれたものでもある。世界各国が(米国の最も近い同盟国まで)米国の拒否感にもかかわらず先を争ってAIIBに加入することにしたのは、受動的であきらめ的な米国のニューノーマルよりも進取的で前向きな中国の新常態が自国の利益により合致するとみたのではないだろうか。米国が適応すべきニューノーマルはサマーズが想定した低成長構造ではなく中国が主導する新たな成長方式に世界各国が参加する中国式の新常態であるかもしれない。

米国と中国の間で苦心の末にAIIB加入を決めた韓国は、今から新たに悩まなければならないことがもう1つあるようだ。長期間低成長に陥っている韓国経済は米国式ニューノーマルなのか、中国の新常態なのか、でなければその間のどのあたりにいるのかを。

キム・ジョンス論説委員


【コラム】米国の「ニューノーマル」と中国の「新常態」=韓国(1)

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