【社説】サムスンM&Aリストに韓国企業が見えない理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.24 16:49
サムスン電子の成長戦略がグリーンフィールドから開放型包容戦略へと急転換している。サムスンペイ決済のために米国の新生モバイルサービス企業ループペイを買収する一方で、モノのインターネット(IoT)の主導権を狙って米国プラットホーム企業スマートシングスを買収した事例が代表的だ。李在鎔(イ・ジェヨン)体制10カ月間で公式発表したM&Aだけでもすでに8件だ。対象も企業間取引(B2B)やソフトウェア、プラットホームなど新事業に集中している点も目につく。
サムスン電子のM&Aの動きは今後さらに拡大する見通しだ。まず、経営陣が口をそろえて独自技術だけでは迅速な革新が難しいと話してM&Aを強調している。「外部の技術とアイデアにもっと開放的にアプローチしなければならない」(ソン・ヨングォン戦略革新センター社長)。「革新のために積極的にスタートアップを買収する戦略がサムスン内に広がっている」(デービッド・ウン・サムスングローバル革新センター首席副社長)などの発言がこれを物語っている。