危機のサムスン、静かな革新(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.23 15:16
李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン会長が5月、急性心筋梗塞で倒れ、サムスングループは混乱した。グループの旗艦の役割をするサムスン電子の収益性はピークを過ぎて急降下した。シャオミなど中国スマートフォン企業が猛追撃する状況で、対応策を準備できなかった。無線事業部の肥大化した組織は悩みの対象となった。お互い責任を転嫁するなど組織内部に不安感が急速に広まった。李会長の長期不在で危機感はさらに強まった。
しかし次世代リーダーの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が、静かではあるが確実に変化を図っている。内部の反発にもかかわらずスマートフォンとテレビのモデルを大きく減らすことにした。中小企業が不満を抱く中でも、製品レベルを高めるために部品の独自生産比率を高めた。