【時視各角】サムスン電子・現代自動車は忘れなければならない(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.10 09:00
豊富な経験の韓悳洙(ハン・ドクス)元首相の忠告は傾聴する必要がある。彼は貿易協会会長時代に「これからは大企業より中小企業を注視しなければならない。昨年中小・中堅企業の輸出が5.9%も増え、大企業の0.3%を上回った」と話した。オンライン販売、ホームショッピング、海外個人輸入で中小企業輸出の国境が低くなり、韓流のおかげで「メイド・イン・コリア」の競争力が際立ったのだ。彼は「社会が変わる兆し」と話した。
いまや中小企業で勝負に出るのは選択でなく必須だ。突き詰めれば過去の中小企業政策は過保護が欠点だった。重複支援と干渉で温室の中の草花ばかり育ててきた。中小企業研究開発(R&D)支援事業は19の官庁と公共機関が分け合い、中小企業輸出支援事業は実に408件も乱立している。これだけではない。産業資源部関係者は、「大企業-1次協力業者はほとんどが現金取り引きで透明だった。むしろ2次→3次→4次協力業者間の取り引きがはるかに無秩序で残忍だ」と話した。公正取引委員会が大企業叩きに先立ち解決すべき宿題だ。