技術力で日本の独占突破した韓国ベンチャー企業エクセン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.07 09:46
「政府・企業間のチームプレーがなかったら市場進入のハードルを超えられなかったでしょう」。
ベンチャー企業エクセンのキム・ジュンウン社長はこのところサムスン電子やLG電子の関係者と相次いで会っている。エアコンのような家電製品にキム社長が開発した技術を組み合わせるためだ。
KAISTで材料工学を専攻した彼は二酸化炭素を探知するセンサー技術を開発した。2012年に会社を設立したが、日本企業が独占している市場に一介のベンチャー企業が名刺を差し出すのは夢のようなことだった。昨年末にキム社長はSKと韓国政府が大田(テジョン)に設立した「創造経済革新センター」のベンチャー公募に応募した。キム社長は、「公募展で選ばれ状況が180度変わった」と話す。投資したいというベンチャー創業企画会社が現われ、政府からは研究開発支援金と海外マーケティング費支援など総額9億ウォンの資金支援を受けることになった。彼は「政府とSKの支援を契機に家電メーカーをはじめ自動車メーカーから技術説明を聞きたいという連絡を受けている。日本が独占する技術障壁を超え中国市場を攻略することが目標」と話した。