オバマ大統領の「対応」宣言から3日後…北朝鮮でネット障害(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.24 15:25
米国のサイバー戦力強化を主導した人物はオバマ大統領だ。2009年にサイバー安保補佐官を新設したのに続き、サイバー司令部を創設し、陸・海・空軍と海兵隊のサイバー戦力を一つの指揮体系で結んだ。議会も財政問題の中でサイバー戦争関連予算の増額を防がなかった。2013年に39億ドルだった関連予算は来年51億ドル(推定)に増える。
ベールに包まれた米国のサイバー戦争の輪郭は2009年と2010年、イラン・ナタンズの核濃縮施設にサイバー攻撃が加えられて一部露出した。ニューヨークタイムズは2012年、「イラン・ナタンズの施設にワームのスタックスネットが浸透し、遠心分離機5000基余りのうち約1000基の稼働が中断した」とし「このためにイランの核開発能力が最大2年ほど後退したという評価があった」と報じた。当時のワーム攻撃は米国とイスラエルが主導したとニューヨークタイムズは伝えたが、米国政府は今でもこれを否認している。