税制優遇、東京の百年木造建築を守る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.23 17:26
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先月26日、東京の旧安田邸でナショナルトラストの職員が建物の状態を点検している。激しく雨が降っていたが、木造建築の天井からは一滴も水は漏れていなかった。窓ガラスをはじめとする内部装飾材は1919年の完工当時のままだ。
百年近く経過した木造建築は強い雨を浴びていた。先月26日に訪れた東京都文京区の旧安田楠雄邸(敷地面積1486平方メートル)でまず目を引いたのは、もみじの木で彩られた日本庭園だった。2階建ての木造の建物に入ると、ソファが見えた。廊下を通って見えた洋式の台所には、90年前から使われた食器やガスオーブンが保存されていた。東・西洋文化を同時に見せる旧安田邸は東京都に登録された文化遺産だ。
1919年に建築された旧安田邸は大正時代の商人だった安田楠雄氏が23年に買収した。建物と敷地の現在の相場は12億円(110億ウォン)にのぼる。安田家が所有していたが、96年に文化財保存に注力する公益財団法人「日本ナショナルトラスト」に寄贈した。