ロシア危機、新興国に拡散すれば韓国にも大きな影響
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.18 09:54
ロシアのデフォルトの懸念を17日の株式市場は比較的よくやり過ごした。KOSPIは3日連続下落し1900.16ポイントで取引を終えたが、それでも心理的抵抗線を守った。外国人が売った株式を機関投資家が買い取ったおかげだ。ある資産運用会社の担当者は、「韓国の機関投資家が株式を買うというのは、それだけロシアの経済危機を深刻だと考えていないという意味」と説明した。
実際に韓国がロシア問題で直接脅威を受ける部分は大きくない。輸出でロシアが占める割合は2%程度だ。実体部門で被る打撃は大きくないという意味だ。金融部門も同様だ。金融監督院によると韓国の金融機関11社が貸付や支払い保証などの形でロシアに提供した資金(エクスポージャー)は9月末基準で13億6000万ドルだ。全対外与信1083億4000万ドルの1.3%水準だ。金融監督院のチョ・ソンレ外国為替監督局長は、「エクスポージャーはわずかで韓国の金融機関は大きな影響を受けないとみている。韓国の銀行の満期借入金借り換え(新たに債券を発行し既存の債券元金を返すこと)は正常に行われており、調達金利も大きな変動はない」と話した。