凍てつくロシア…韓国の自動車・電子メーカーに緊張(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.18 09:14
ロシア発の寒波が押し寄せている。韓国の主力産業である自動車・電子メーカーは襟を正している。韓国の貿易でロシアが占める割合は2.1%と少ないが、ロシアが債務猶予(モラトリアム)状態となり欧州経済が打撃を受ければ韓国も影響圏から抜け出すのは難しいためだ。
まず自動車産業が影響を受けている。1~11月のロシアの自動車販売台数は222万台で前年同期より11.6%減った。この期間に現代自動車は4%、起亜自動車は2%ずつ販売が減少した。ここにルーブルの価値が暴落し、現代自動車のロシア販売網には厳しい状態となった。現地法人は生産・販売網を再点検し、ロシア以外の地域で販路を模索している。
現代自動車関係者は、「ロシアで販売する車両はほとんどがサンクトペテルブルク工場で生産しており直接的な為替相場の影響は少ない。だが、ルーブル暴落によるウォン換算利益の減少と部品価格上昇などにより採算性が悪化しかねない」と懸念した。