ベーリング海事故船舶から追加救助なく…韓国政府「最善を尽くして捜索中」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.02 14:13
ロシア西ベーリング海で沈没した「501オリョン号」(1753トン級)の乗組員で現在行方が分からない52人に対する捜索が続いているが、追加救助者は出ていない。計60人の乗組員のうち7人は事故発生直後に救助され、韓国人1人は死亡した。
非常対策班を運営中の韓国外交部の関係者は2日、「事故現地の海域の波が高く、水温が0~2度ほどしかないため救助捜索に多くの困難を抱えている」とし「専門家らの意見で10~15度の水温で3時間程度耐えられるというが、今は時間があまりにも過ぎた状況」と話した。
思潮産業所属のスケトウダラ漁トロール船であるオリョン号は1日午後2時頃(日本時間)、ロシア西ベーリング海で沈没した。事故後、近くで操業だった漁船によって8人(インドネシア人3人、フィリピン人3人、ロシア人1人、韓国人1人)が救助されたが、韓国人1人は低体温症で死亡した。残りの行方不明者のうち、韓国人は10で、フィリピン人10人、インドネシア人32人などだ。