韓国の西海海上で3日間気象悪化…中国漁船620隻が領海侵犯
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.04 09:17
600隻を超える中国漁船がこの3日間にわたり韓国の領海を集中的に侵犯していたことが確認された。普段の6倍に達する規模に海洋警察も放水砲を動員するなど集中取り締まりに乗り出した。
仁川(インチョン)海洋警察などが3日に明らかにしたところによると、今月に入り620隻余りの中国漁船が西海(ソヘ、黄海)海上のあちこちに出没した。ペクリョン島と延坪島(ヨンピョンド)周辺の北方限界線(NLL)南側では170隻余りが、仁川と平沢(ピョンテク)、泰安(テアン)周辺の排他的経済水域(EEZ)内では450隻余りが目撃された。これら中国漁船は操業など特別な行動はしないまま韓国の領海にとどまり海洋警察とにらみ合っている状態だ。
中国漁船の相次ぐ出没に海洋警察と海軍は3000トン級大型艦艇など警備艦艇10隻余りとヘリコプターを動員し中国漁船の取り締まりに出た。海洋警察関係者は、「中国漁船の数があまりにも多く拿捕は不可能な状況。空砲弾と放水砲などで威嚇して退去措置を取っている」と話した。だが、中国漁船は海洋警察が鎮圧作戦を行えば一時的に領海から出て取り締まり班が撤収すれば再び領海を侵犯するなどいたちごっこが続いている。