THAADの韓国配備は国際イシュー、米中露の妥協誘導が先(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.11.18 14:31
6月、スカパロッティ韓米連合司令官が韓国国防研究院(KIDA)国防フォーラムで、「米国が韓国に高高度ミサイル防衛体系(サード・THAAD)導入を要請した」と明らかにし、サード問題は論争を呼んだ。サード導入がこのように深く考慮されているのは、北朝鮮が3月に東海(トンヘ、日本名・日本海)上で発射角度を高めてノドンミサイル2発を試験発射したのと関係がある。
これまでの韓国の立場は、サードは費用に比べ効用性があまりにも低いため、韓国型ミサイル防衛体系(KAMD)構築を通じて北朝鮮の脅威に対応する、というものだった。しかし北朝鮮がこの実験に成功した場合はノドンは韓半島(朝鮮半島)全域を打撃でき、小型核兵器を搭載する場合は核攻撃も可能になるという懸念を呼び起こした。