米国防長官「韓米、THAAD公式協議せず…あらゆるオプション考慮」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.25 10:16
ヘーゲル米国防長官が23日午後(米国現地時間)、「サード(THAAD=高高度ミサイル迎撃システム)の韓国配備に関し、まだいかなる結論も出ていない」と明らかにした。しかし「すべてのオプション(選択)を考慮している」という微妙な発言をした。国軍の戦時作戦統制権(戦作権)転換を2020年代半ばに延期することにした韓米定例安保協議(SCM)の直後、米国防総省(ペンタゴン)で行った記者会見でだ。
ヘーゲル長官はサードの韓国配備の可能性を尋ねる記者の質問に対し、「(SCMで)公式的な協議をしていない」とし、全般的に否認する趣旨の発言をした。韓国が要求した戦作権転換時期の延期を受け入れただけにサードを配備するのではという観測が出てきたが、これを一蹴したのだ。しかし「すべてのオプションを考慮」という言葉を付け加え、サードの韓国配備の可能性を開いておいた。中国の反発と米国のミサイル防衛(MD)体系編入を懸念する一部の世論を刺激しかねない発言だ。