【コラム】自費で西アフリカ患者のもとに行こうとする韓国医師
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.28 15:16
エボラが恐ろしいのは、高い致死率だ。感染者の半分ほどが亡くなった。致死率が70%まで上がったという主張もある。2009年に世界を襲った新型インフルエンザの致死率は0.035%に過ぎなかった。数年間東南アジアや中国に流行した鳥インフルエンザ(AI)よりも高いこそすれ低いことはないようだ。患者と緊密に接触する医療関係者が443人感染して244人が亡くなった。
こうした場所に行こうとする医療スタッフがいるだろうか。24日に公募が出た後27日までに志願した人がすでに20人を超えた。来月7日の締め切りまでに、さらに増えるだろう。政府の予想派遣人材が20人程度だからすでに競争率が1倍を超えた。医師・看護師・臨床病理士らがまんべんなく応募している。
募集公告を待てなかったケースもある。6人の医師らが公告前に福祉部に電話をかけた。ある内科医は「自費で行こうと準備しているが、政府から派遣するとは良かった。私を必ず送ってほしい」と頼んだ。彼は「もし私が選抜されなければ自費でも行く」と“わがまま”を言ったという。別の医師は海外の診療経験を強みにして応募してきた。ある救急救命士も電話をかけて送ってほしいと打診したが、今回の派遣団に救急救命士は含まれていなかった。