【取材日記】エボラ恐怖を振り切ったオバマの抱擁
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.28 10:53
エボラは死と同義語だ。かかれば死亡する確率が50%を超える。しっかりした治療薬さえない。恐怖は理性を狂わせる。エボラは症状を見せている患者の体液に直接接触した時だけ感染する。だが、これをありのままに信じようとはしない。学校は門を閉め、人々はお互いを避ける。エボラよりも、エボラに対する恐怖が社会にまん延している。
今月初めリベリアから帰ってきた後にエボラ症状が出たトーマス・エリック・ダンカン氏が亡くなり、彼を世話した看護師2人が続けてエボラに感染すると、米国内のエボラ恐怖は雪だるま式に大きくなった。その上最近ではニューヨークでもエボラが確認された。人口だけで800万人を超え、公共交通利用率が高い米国の最大都市ニューヨークのエボラ発生は次元が違う問題だ。恐怖が広がる良い土壌に出会ったも同じだ。