小沢一郎氏「安倍首相が考えを変えない限り、安倍首相を変えるしかない」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.19 10:24
日本の与党・自民党は万年与党に近い。1955年の結成以来、政権を失ったことが2回しかない。1回目は93~94年の8政党による非自民連立政権だ。もう1回は2009~2012年の民主党政権だ。2回の非自民政権誕生の一番の貢献者が小沢一郎・生活の党代表(72)だ。
皮肉にも彼は、自民党の最大の嫡子だった。90年代初め、自民党幹事長と党内最大派閥の竹下派のナンバー2だった。竹下派は宇野・海部・宮沢の各首相を決めたほどであった。権力の頂点にいた93年、小沢氏は自民党を離党した。宮沢内閣が選挙区制の改編をはじめとする政治改革法案の処理を先送りしていた中でだ。新しく作った新生党の代表をつとめた彼は、非自民連立の細川内閣誕生の牽引者であり水面下の実力者であった。1選挙区で3~5人の議員を選ぶ中選挙区制を、1人だけ選出する小選挙区・比例代表の並立制に変えるための先頭に立った。中選挙区制は人とお金を握った巨大自民党を永久与党にする装置だった。