シェールガス効果…米国原油、41年ぶり韓国へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.10 13:11
石油業界の視線が全羅南道麗水に向いている。11日午前に麗水港に到着する原油輸送船「BWザンベシ」のためだ。米テキサスで生産されたコンデンセート(超軽質原油)40万バレルを積んだ船だ。数値で見るとGSカルテックスの一日の精製能力(77万5000バレル)の半分をわずかに超える量だが、産業界はもちろん、海外でも関心が大きい。41年ぶりに米国から輸入された最初の未精製油であるからだ。
業界では今回の初輸入を米国の石油需給環境の変化による結果とみている。1973年のアラブ国家による「対米国石油禁輸」措置後、米国政府は原油の輸出を厳格に制限してきた。しかし「シェールガス革命」を受けて米国内で石油がだぶつき、事情が変わった。米商務省は7月、揮発油・軽油など精製油と同じくコンデンセートに対しても「製品」という理由で輸出を許可した。GSカルテックスが輸入したのもその一部だ。