【コラム】「1%金利時代」を生きる方法=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.04 10:10
「金利が非常に低い」という声があちこちで出てくる。預金者の嘆きであり、負債者には喜びだ。銀行の定期預金金利は年2%を割り、1%台に入っている。担保があったり信用が高い人は貸出金利の負担が年3%まで落ちた。大韓民国史上誰も経験したことがないことだ。いや、檀君(紀元前2333年に即位したという伝説上の古朝鮮の王)以来初めてだろう。
金利2%で1億ウォン(約1000万円)を預金しても、1年後に税金(15.4%)を引かれて受ける利子は170万ウォンにすぎない。月14万ウォンだ。引退した人が銀行の利子で月100万ウォンの生活費を確保しようとすれば、なんと7億ウォンを貯蓄する必要があるということだ。「月100万ウォン=7億ウォン」という世の中になったのだ。100万ウォンなら基礎生計費レベルではないだろうか。各自が考える老後生活資金をこの公式に代入すれば、本当にあきれるだろう。このような金利が今後長期間続けば、すべての国民の日常および老後生活を騒然とさせる一大事件となるしかない。解放後、土地改革と1990年代末の通貨危機に匹敵する富の再編をもたらす可能性もある。