【コラム】南北首脳会談、惜しい思いと願い(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.14 10:35
20年前、1994年7月25日から2泊3日の日程で平壌(ピョンヤン)で開く予定だった分断後初の南北首脳会談は、7月8日の金日成(キム・イルソン)主席の急死によって果たせなかった分断史の1章になってしまった。
歴史で「もしこうだったら」という過程を前提に展開する推論は、つまらぬ努力かもしれない。しかし「金日成がもう少し長生きして7・25平壌首脳会談を成功させていたら、南北関係は果たしてどんな変化をもたらしていただろうか」という仮想の歴史を考えてみるのは、会談白紙への惜しい気持ちのためだけではない。それよりも20年前に7・25首脳会談の合意を可能にした状況の論理、南北双方の立場と戦略は、統一推進の遠い道のりにおいては必ず振り返ってみるべき貴重な前例であり、教訓だと信じているからだ。