【時論】日本、「北朝鮮の正常化」に刺激を(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.04 11:29
北朝鮮と日本の局長級協議が1日、北京でまた開かれた。主な課題は、北朝鮮が拉致した日本人問題を解決しようというものだ。うまく解決する場合、北朝鮮に対する日本の制裁が緩和されたり、国交正常化、そして北朝鮮に対する日本の100億ドル支援問題につながる可能性に関する報道が続いている。こうした展望には、もちろん韓中関係が急進展することに対する北朝鮮と日本の牽制意図も作用しているようだ。
1990年前後、東欧共産圏の崩壊とソビエト連邦の解体で全世界的な冷戦体制は終息した。東アジアでもそれ以前に中国とベトナムが改革・開放の道を選択した。ところが、北朝鮮政権はむしろ閉鎖政策を強化し、核・ミサイルなど大量破壊兵器の開発に総力をあげてきた。民生はどん底に落ち、大量餓死と絶対貧困を招いた。極めて非正常的なことだ。朝日間の交渉で、拉致された日本人が帰還し、北朝鮮が核を放棄する道が開かれることを期待する。そして北朝鮮が正常化することを期待する。