日本もアジアで企業買収しているのに…尻込みする韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.12 10:30
「食糧と水、環境のような人類の重大問題を解決しよう」。
クボタの益本康男会長が今年初めの新年の辞で述べた内容だ。先端情報技術(IT)・食品会社ならばありそうなことだが、この会社はトラクターなどの農業機械を作る。それも124年にわたりこの分野一筋でやってきた。やぼったいアナログ製品を生産しながらもフォーブスが発表する「世界100大革新企業」に2012年と2013年に連続で選ばれた。
革新の原動力は果敢な投資と挑戦で代弁される「企業家精神」だ。稲作農業を多く行うタイやインドネシアに生産基地を建設し、畑作に特化したノルウェーの農業機械メーカーを買収合併(M&A)しながら外縁を広げた。最近では「2018年までにロボット農機を作る」という具体的なビジョンも出した。クボタの研究開発(R&D)投資は2009年の263億円から2013年には312億円と毎年増加している。