【コラム】韓日協定反対6・3民主化運動50周年、回顧と課題(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.03 16:59
50年前の叫び声と興奮を誇らしく記憶しながらも、今日や明日をさらに心配する覇気にあふれた70代の集い、まさに韓日協定反対6・3民主化運動の50周年記念学術会議の様子だ。「歴史とは過去と現在の絶え間ない対話」ならば、生きて呼吸している民主主義と揺るぎない民族の正統性を追求した6・3運動の課題は、いまだ持続するほかはない国民的対話のテーマであることを確認する重い場であった。
1960年代の中盤に韓日両国関係の正常化のための会談と協定が必要だという状況の論理を、6・3運動の参加者も否定していたわけではなかった。しかし6・3運動の起爆剤は、日帝の極悪非道な侵略と不法的な主権奪取に対する明らかな謝罪なしに、どうして国交正常化を論じることができるかという怒りと、会談に臨む韓国側が民族の正統性のために戦ってきた独立運動の勢力ではない軍事政権によって代表されているということへの不満から始まった民族感情だった。6・3運動の成功の可否に対する評価は別にしても、若者たちの民主主義と民族の正統性に対するそうした確固たる意志表示がなかったとすれば、韓日関係の間で私たちの姿はどうなっていただろうか。