<釜山国際モーターショー>自動車、これからは後ろ姿に注目を(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.30 15:51
日産が今年の下半期に国内で発売予定の小型クロスオーバーユーティリティ車両(CUV)のキャッシュカイ(日本ではデュアリス)は、無駄のないすっきりしたところが魅力だ。ここにナンバープレートを中心に逆台形もポイントになって活力を加える。BMWの4人用クーペ・ニュー4シリーズのグランクーペの後ろ姿はすらりとした水平ラインが目を引く。外観デザインを手掛けたカン・ウォンギュBMWデザイナーは「優雅な存在感と広い車輪間隔を同時に表現した」と説明した。大型レジャー用車両(RV)のレンジローバー・ロングホイールベース(LWB)は、後面がとてもシンプルだ。太い線を積極的に活用しながらもしっかり角がとられていて「私を信じてほしい」と黙々と訴えているようだ。
それでもすべての車両が男性美で勝負の賭けに出たわけではない。インフィニティが出した国内最初の7人乗ハイブリッドQX60は、やわらかさが特徴だ。立体感を生かしたデザインと大型LEDなどが自然に調和を作り出す。ルノーサムスン自動車が公開したコンセプトカー、イニシャル・パリの後面は優雅さで勝負する。パリの美しさを自動車にとり入れたという設計コンセプトがおのずから理解できる。バンパーの下段はボリューム感が目立つ。ルノーサムスン関係者は「視覚的な安定感を高めると同時に、後輪が推進する力をより大きく見えるようにする」と話した。