ソウル市、「漢江」を新しい韓流ロケ地名所として開発(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.16 16:57
カンドゥ(ソン・ガンホ扮)の職業は、漢江(ハンガン)の川辺の売店商だ。イカ焼きの配達に出たカンドゥの前に怪物が現れ、人々を踏みつぶし噛みちぎり始める。閑静な漢江のほとりは、あっという間に血の海へと変わる…。
こんなあらすじで2006年に公開されたポン・ジュノ監督の映画『グエムル-漢江の怪物-』は、1301万人の観客を動員した。歴代興行成績2位だ。インターネットでは実際に怪物を目撃したという漢江怪談が出回るほど有名になった。映画の80%以上を漢江鉄橋・城山(ソンサン)大橋など漢江を背景に撮影して、映画封切り後は主な撮影地をツアーした人々も出てきた。
ソウル市は、映画の中で登場する売店を汝矣島(ヨイド)の漢江の川辺〔麻浦(マポ)大橋~西江(ソガン)大橋の間〕に復元すると15日明らかにした。ストーリーの中心となる売店を復元し、観光資源として活用するためだ。予算で2億ウォン(約2000万円)を配分した。怪物のせい息地として描かれた元暁(ウォニョ)大橋北端の蔓草川(マンチョチョン)には、撮影場所の表示とともに怪物の模型も設置する。ソウル市関係者は「売店は映画の中の原形どおりに復元するものの、周辺で営業中のコンビニエンスストアに考慮して記念品などを販売する計画」と話した。