北朝鮮、なぜ無人機戦力を高めた?…北指導部、米ドローンに「恐怖」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.03 10:59
政府関係者は「北の警護担当者らが当時、ほとんど恐慌状態だった兆候が感知された。北指導部は“最高尊厳”(金正日)も米ドローンで除去されるかもしれないという懸念のため、金正日が関係する行事日を一切報道しないなど、身辺の保護に全力を注いだ」と伝えた。昨年3月に金正恩が自ら無人機訓練現場を指揮して満足感を表したのも、こうした背景によるものと、当局は分析している。
しかし北朝鮮が休戦ライン近隣のペクリョン島だけでなく、ソウルの真ん中にある青瓦台(チョンワデ、大統領府)まで無人航空機の侵入を許したことが暫定確認され、状況は反転した。無人機に怯えていた北朝鮮が逆に無人機で対南軍事挑発に出る可能性があることを見せた。無人機が脅威である理由は、探知が難しく、精密な攻撃で相手に致命的な打撃を加えることができるためだ。座標を入力して送れば巡航ミサイルの役割が可能だ。ここに高性能センサーを付けて画面送受信を可能にすれば、スラムERのような超精密誘導ミサイルとしても使用できる。