【コラム】正義・福祉欠乏の韓国に統一はない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.02 16:42
「皇帝労役」「3母娘自殺」などの状況でも統一の扉を開くことができるのだろうか。朴槿恵(パク・クネ)大統領の先月28日の「ドレスデン宣言」を眺めながら考えたことだ。北朝鮮が核実験を通じて緊張を高めているにもかかわらず米国は「戦略的忍耐(strategic patience)」を前面に出しながら時間を過ごし、中国も現状維持の方向を選択した厳しい状況で突破口が出てきた。和解・交流・協力と非核化を同時に推進するという柔軟な立場だ。
韓米同盟ばかり叫びながら非核化を先決条件に掲げた李明博(イ・ミョンバク)政権とは異なる接近だ。北朝鮮は生存を理由に4度目の核実験を予告したが、我々は生存のために和解を選択した。朴槿恵イニシアチブの勝負だ。和解が最終的に目指すところは統一だ。今後は北朝鮮が今の大韓民国を魅力的な存在として受け入れるかどうかを冷静に考える必要がある。