【社説】「死にたいという人をどうやって防ぐのか」という認識を変えよう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.02 13:06
「人生は遊戯ではない。自己の意志だけでそれを放棄する権利はない」。韓国はトルストイの名言も顔負けの社会だ。自殺死亡率は経済協力開発機構(OECD)加盟国で断然1位だ。2012年基準で人口10万人当たり28.1人。OECD平均の2.3倍だ。増加率も1位だ。2000~2010年に100%以上増えた。同じ期間にポルトガルとチリを除くすべての国が減少傾向を見せた。「自殺大乱」が起きたが、私たちは国レベルでの総合対策を立てなかった。「死にたいという人をどんな手段で防ぐのか」という安易な考えが今日の「自殺共和国」を作り出した。
自殺のタイプは大きく医学的・社会的・哲学的自殺に分かれる。このうち人生に対する究極的な会議から始まる哲学的自殺は、どの時代、どの社会でもあった。予防・管理しにくい自殺タイプだ。これに対し孤立感・ストレス・衝撃などが繰り返され起きる社会的自殺や、肉体的・精神的病気のために起きる医学的自殺は社会の雰囲気と政策意志により相当部分防げる。