政権変われば対北政策も変わる韓国…ドイツの「1つの統一政策」を手本にすべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.21 14:22
東西ドイツが統一されるまでには、40年余りにわたって「1つのドイツ」を作るための政治指導者のリーダーシップが決定的な役割を果たした。統一前の西ドイツは、保守指向のキリスト民主党・キリスト社会党と進歩色の強い社会民主党が統一政策をめぐって対立してきた。だが1969年に執権した社民党のウイリー・ブラント首相が東ドイツの実体を認め、共産圏とも交流をするという東方政策を提示しながら、政界は「1つの統一政策」を整えていった。保守から進歩へ、進歩から保守へと政権は変わったが、統一政策は継承された。
82年の政権交代に成功したヘルムート・ コール首相は保守党のキリスト民主党出身だったが、進歩政権が推進してきた東方政策を継承した。90年に統一を果たした時、コール首相は「統一の道に乗り出した時さえ、まるで泥沼を渡るような気持ちだった。霧が視野を遮っていたが、どこかに必ず道があると確信した」として「一歩一歩探りながら前に進み、無事に向こう側に到着した」と感慨を明らかにした。