【コラム】統一の最も大きな障害は意志の欠乏=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.17 17:24
南北イエメンは双方の合意で統一政府を樹立したが、権力配分をめぐる葛藤が内戦に広がり、統一協定は紙切れとなった。結局、北イエメンの軍隊が南イエメンを占領して吸収統一に帰結したが、南部イエメンではまた分離・独立の動きが起きている。統一意志より権力意志が先立ったからだ。
韓国の憲法は平和的統一を指向する(憲法第4条)。しかし3代世襲という希代の権力意志を抱いた核武装勢力とともに平和統一の道を開いていくというのは、はかない夢にすぎない。南北を分けた休戦ラインは、南北住民の胸に炎のように燃える統一意志で突破できる。国内外8000万人の韓民族が統一の情熱を出す限り、中国であれ、いかなる強大国であれ、韓半島の運命を勝手に操ることはできない。我々の安保と外交力はさらに強化されなければならないが、それよりも重要なのは韓国国民と北朝鮮住民の統一意志だ。