【コラム】今年の中国外交は抗日だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.12 09:10
ソウルにある台湾代表部は勤勉だ。いつも広報メールを送ってくる。確実に伝えることがないと中華料理を紹介する。その種類の数が無尽蔵なので、知らせる内容がなくなるかと心配する必要がない。一方、駐韓中国大使館の伝える言葉は少ない。しかし、いったん来ると意味が大きい。この前の場合がそうだ。メール1本が到着した。
内容は、韓国の国会に該当する中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会が毎年9月3日を「中国人民抗日戦争勝利記念日」として、また12月13日を「南京大虐殺死亡者の国家追悼日」とする草案を審議したとのことだった。中国語の資料のほかにハングル説明文まで親切に付け加えていた。これは今年の中国外交の傍点がどこにつけられるかを示唆している。“抗日“だ。事実、新年早々から中央日報は中国大使館から寄稿要請を受けた。題名から目を引いた。「不義にふける者は、必ず歴史の恥辱の中に一生閉じ込められる」。「不義にふける者(多行不義者)」は日本を示す。