【社説】オバマ大統領の韓日訪問は3角協力復元の機会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.04 08:34
外交は日程の芸術でもある。ある国の首脳の行先地を見れば、外交政策の目指すところの優先順位が見える。24時間を分けて使う国家首脳の海外歴訪日程の含意はそれだけ大きい。極端な例だが、オバマ米大統領が昨年10月、東南アジア歴訪を取り消し、「アジア回帰」政策と米国のリーダーシップに大きな亀裂が入った。米連邦政府機関の一時閉鎖がオバマ大統領の足かせとなったが、東南アジアは米国の新孤立主義と受け止めた。
オバマ大統領が当時の歴訪中止の余波を収拾するため、今年4月にアジアを訪問する。最終日程は確定していないが、当初、日本とフィリピン、マレーシアが歴訪国として挙がった。韓国は昨年末、外交チャンネルを通じてオバマ大統領の訪問を要請し、米国は現在、最終訪問国を検討中という。オバマ大統領の訪韓や韓米首脳会談は、今年秋に中国で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などを契機に実現するかもしれないが、4月の訪韓は両国にとって利益だ。