NYTが苦言…「不安な“先頭”サムスン、まねるのはやめてトレンドセッターになれ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.17 10:01
「サムスン、もう他人をまねるのではなくトレンドを作る企業になれ」
ニューヨークタイムズ(NYT)が15日、「サムスン、不安な先頭」という特集記事を通じてした苦言だ。昨年サムスングループの売り上げは1900億ドルでマイクロソフト、グーグル、アマゾン、フェイスブックの売り上げをすべて合わせたより多かった。世界で売れたスマートフォンの40%はサムスン製品だった。サムスンはこれまで垂直系列化を通じて研究開発、製造、マーケティングを内部で行ってきた。これを通じ迅速な意志決定と効率的な資源と人材の投入で進出した事業ごとに世界1位に上がった。しかしサムスンはいつも他の企業が切り開いた事業に参入しこれに短期間で追いつく「ファーストフォロワー」(新しい製品や技術を早く追いかけて行く企業)にとどまった。アップルが開いたスマートフォンとタブレットPC事業で1位に上がったのが代表的だ。
『サムスンとソニー』の著者であるシンガポール国立大学のチャン・セジン教授は、「過去のサムスンは常にだれかについて行きさえすれば良かったため独自の戦略を立てる必要がなかった。しかしいまは頂上でどこへ行くべきかを探さなければならない立場に立ったことがサムスンとしては不慣れに感じられる」と指摘した。サムスンがスマートウォッチの「ギャラクシーギア」を世界で初めて発売したのもこうした努力の一環だ。アップルも「iWatch」を登録したがまだ製品を出していない。