環境部とソウル市、PM2.5対応「それぞれ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.09 14:14
ソウル市と韓国環境部は、PM2.5などの粒子状物質対応をめぐって「すれ違い」の状態だ。ソウル市は今年初めから環境部とは別にPM2.5(微小粒子状物質)対応体系を構築してきた。ソウル市内46カ所の測定所でリアルタイムに収集されるPM2.5測定資料に基づき今年10月からPM2.5警報システムを始めた。PM2.5予報システムも環境部とは別だ。ソウル市は来年8月までに3億6000万ウォンを投じて独自の予報制度を構築する計画だ。
ソウル市が環境部と別に対応体系を構築しているのは、疎通不足のためだ。疎通不足が端的にあらわれているのはPM2.5予報制度の導入だ。環境部は来年5月から首都圏地域からPM2.5予報をテスト実施する予定だったが、詳しい推進計画などを11月末までソウル市に知らせなかった。結局ソウル市は、今年初めから自主的にPM2.5予報システムの導入を準備した。ソウル市の関係者は「PM2.5予報システムの構築計画についての公文書を11月中旬に受け取った」として「環境部が長期的にどんな計画をしているのか知るすべがない状況で自主的な予報システムの構築を準備するしかなかった」と話した。