離於島南250キロラインまで韓国防空圏拡大宣言
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.09 08:30
韓国政府が8日、離於島(イオド)・馬羅島(マラド)・紅島(ホンド)上空を韓国の管轄権に拡大する防空識別圏(KADIZ)を公式宣言した。1951年3月に米空軍が中国共産軍の空襲を阻止するために設定して以来62年ぶりに発表した新しい防空識別圏だ。防空識別圏は、事前通告されていない未識別の航空機の領空侵入に備えるために設定した緩衝地域(バッファーゾーン)を言う。これまでは済州道(チェジュド)南方にとどまっていたが、この日の措置で離於島の南方約250キロまで含むことになった。
金民錫(キム・ミンソク)国防部報道官は「軍航空作戦の特殊性と航空法に伴う飛行情報区域の範囲、国際慣例などを考慮して韓国防空識別圏の範囲を調整した」と話した。