【コラム】約束を守らない北朝鮮は憎いが…対話の機会をもう一度(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.28 14:58
イランは1984年、米国がテロ支援国の烙印を押した国だ。キューバ・スーダン・シリアとともに今でも不名誉な「緋文字」を胸に付けている。イランは米国のジョージ・W・ブッシュ政権がイラク・北朝鮮をまとめて「悪の枢軸」と命名した国でもある。79年にアヤトラ・ホメイニ氏が率いたイスラム革命以後、イランは米国にとって悪夢だった。
そのようなイランを相手にオバマ米大統領はこの1年近く、目まぐるしく水面下で接触を行ってきた。国務省とホワイトハウスの高位当局者が随時場所を移しながらイランの核心当局者らと秘密裏に会っていたとAP通信は伝えている。ついにその結果が24日、スイスのジュネーブで水面上にあらわれた。国連安保理5カ国の常任理事国およびドイツ(P5+1)とイランなど7カ国の外相が署名した「共同行動計画(Joint Plan of Action)」だ。A4用紙4枚分のこの合意文は、2009年のスタート以来オバマ政権がおさめた最大の外交政治的な功績になる可能性が大きい。