量的緩和縮小を控え、投資魅力度は米国>欧州>日本(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.09.16 16:44
2007年から海外ファンドに投資してきた会社員パクさん(46)は最近、投資対象を新興国市場から米国・欧州など先進国に移している。1000万ウォン(約100万円)入れたBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)ファンドは一時収益率が20%近くあったが、最近はマイナスに転じた。一方、年初から比重を高めてきた先進国ファンドはすでに10%以上の収益率を出している。今後の展望も悪くないため、先進国ファンド比率を全体金融資産(6000万ウォン)の15%と倍以上に増やす考えだ。
海外ファンド投資家の間で“先進国ブーム”が強まっている。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が6月、量的緩和縮小の可能性に言及し、ブラジル・インドをはじめとする新興市場の株価が急落し始めたため、安全かつ収益率が高いところを探しているのだ。米国・欧州の代表企業に投資するファンドに資金が集まる中、証券会社は関連商品を先を競って出している。