建国65周年の北朝鮮、新型武器などの示威消えた9・9節閲兵式
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.10 08:49
北朝鮮が9日、政権創立65周年記念日(9・9節)に合わせて平壌(ピョンヤン)の金日成(キム・イルソン)広場で閲兵式を行ったが、新しい武器を公開することはなかった。政府当局者は「北朝鮮は通常5周年、10周年などを単位にしたいわゆる節目の年の“整週年”に大規模行事を行う」として「今回は閲兵式をしたが例年の水準を超えなかった」と話した。彼は「昨年の金日成生誕100年(4月15日)や停戦協定60周年(7月27日)の閲兵式ではミサイルやリュックサック型核兵器などの新しい武器が登場したが、9日の閲兵式では韓国の予備軍格である労農赤衛軍1万人余りを中心に行事を進めた」として「南北対話など最近の対話の雰囲気を考慮し、周辺国を刺激する必要がないと判断したようだ」とした。
9日の午前10時7分から1時間18分間にわたって行われた労農赤衛軍の閲兵式は、2002年の軍創建70周年と政権樹立60周年(2008年)、政権樹立63周年(2011年)に続き今年が4回目だ。動員された武器も120ミリと200ミリ延長ロケット(ロケット砲)、高射砲などで以前より身軽だった。だが107ミリロケット砲が動員された2008年の労農赤衛軍閲兵式に比べて見物が増え、これらの武器が新しく配置されたのではないかとの分析が出てきた。軍当局者は「最近、北朝鮮軍が多連装砲を前方に新しく配置する兆候があった」として「現役軍人が使っていた武器を労農赤衛軍に譲ったと見られる」と話した。現役には新しい武器を普及させて、予備軍は現役水準で武装したようだという説明だ。