世界1位だった韓国の派生商品市場が11位に…なぜ?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.13 13:39
昨年まで10年間にわたり世界1位を誇り、“世界的ヒット商品”という称賛を受けていたKOSPI200オプションは、「あまりにも急速に拡大した」という過熱論が提起されてから規制が始まった。しかしこうした規制が株式市場の沈滞と重なり、市場を過度に委縮させるという指摘が出ている。差益取引規模を見れば、先月の取引量は2493万株で2011年8月(3億4140万株)に比べ90%以上も急減した。東洋証券のイ・チュンホ研究員は「火が大きくなれば焚き木を取り出すか、空気調節をするべきだが、水をかけてしまった」と批判した。
派生市場の委縮は現物市場の委縮、さらに国内資本市場の発展を阻害する可能性がある。先物市場は現物市場の価格を先導し、現物市場の変動性をヘッジ(回避)する機能をする。ウリィ投資証券のチェ・チャンギュ研究員は「外国人が南北リスクがある韓国の株式を安心して買えるのは、先物市場を利用してヘッジができ、いつでも抜けることができるという自信があるため」とし「投機的取引をある程度認めなければ、現物市場の委縮というさらに悪い結果を招くだろう」と主張した。