【コラム】“円安”に狙撃された韓国株式市場、通貨政策のタイミングを逃したのでは…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.05 15:56
経済の変化の流れに最も機敏に反応するのが株式市場だ。 1月のグローバル株式市場を見ると、実体経済の回復に対する期待感が見える。 米国のダウ指数と日本の日経平均が7.1%、英国のFTSE指数と中国の上海指数もそれぞれ6.4%、5.1%上昇した。 東南アジアなど新興国の株価も2-5%ほど上がっている。
グローバル株式市場が長いトンネルを抜けて上昇トレンドに入ったという見方まで早くも出ている。 いわゆる「資金大転換」(great rotation)、「半ば根拠のある熱狂」(semi-rational exuberance)などだ。
しかし韓国のKOSPI(総合株価指数)は1月に1.8%下落し、世界最下位圏の収益率となった。 MSCIグローバル指数に比べ、収益率ギャップは8%にのぼる。 この数年間、こうした激しい“デカップリング”はなかった。 韓国は世界経済が回復に向かうと、真っ先に値上がりする市場だった。 「円安」の襲撃などいくつかの理由が挙げられるが、韓国自らが対応を誤ってこうした状況を招いた側面もある。