疥癬・シラミ、どこで感染したのか…後進国病の逆襲=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.29 10:37
今月初め、忠清北道鎮川郡(チュンチョンブクド・ジンチョングン)のある老人療養施設に入所していた高齢者2人と療養保護士2人が、伝染性の強い皮膚病である疥癬(かいせん)にかかった。これに先立ち昨年12月には慶尚北道(キョンサンブクド)のある療養病院で66歳の女性が疥癬にかかり、病院従事者3人が疑いのある病症に苦しめられた。疥癬がありふれた病気ではなかったためか2カ所とも対応が遅れて感染者が増えた。
疥癬は衛生状態が良くないところでしばしば発生する代表的な後進国型の病気だ。1970、80年代まではよく見られる病気だった。運が良くないということで「縁起が疥癬についた」と表現したほどだ。だが衛生状態が改善されながら関心から遠ざかっていた。