“原発マフィア”業界癒着で暑い夏を過ごす韓国国民(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.29 14:18
原子力専門家は、昨年と今年に出てきた問題はまだ一部にすぎないと話す。徐鈞烈(ソ・ギュンヨル)ソウル大教授(原子核工学)は「こういう問題が発生しても誰も責任を取ろうとしないのがより大きな問題だ」と指摘した。徐教授は「納品する会社の立場では、納期を合わせなければ仕事がなくなるため、偽造・変造の誘惑が伴うしかない」とし「韓国も米国や日本のように電力予備率を30-40%台に高めなければ、より大きな問題が発生するおそれがある」と話した。現在のように電力予備率5-10%レベルでは産業全体が共倒れの悪循環に陥るおそれがあるという説明だ。
今回の事態で、この夏は深刻な電力難が避けられなくなった。現在稼働中の原発2基(新古里2号機、新月城1号機)の稼働が停止したことで、この夏100万キロワットほど余裕があるという当初の予想がむしろ200万キロワットの不足に変わった。これは釜山市が1年間使用する電力の80%にのぼる。真夏には「制限送電」も懸念される。