行動・声・精神分析から見た「29歳・金正恩」の挑発心理(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.04.16 17:43
最近、世界の視線が“この男”に向いている。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記のことだ。北朝鮮は「米国本土を直接攻撃し、韓国と米国を相手に核戦争も辞さない」という言葉を繰り返している。韓米の大きな譲歩を引き出そうとするチキンゲームなのか、29歳の若い指導者の稚気を帯びた威勢か。それとも権力を固めようという試みなのか。
韓米日はもちろん、世界各国の主要情報機関は金正恩の隠れた意図を把握しようとしている。しかしこれまではこれといった答えを出せていない。金正恩について知られている情報が少ないからだ。米中央情報局(CIA)の北朝鮮専門家だったジョセフ・ディトレニ・ミズーリ州立大学教授は「彼の年齢が28歳、29歳かも分からない。西欧社会はもちろん、北朝鮮の友邦の中国にもあまり知られていない」と話すほどだ。カメラの前では米プロバスケット(NBA)スターだったデニス・ロッドマンと談笑し、裏では戦争の準備を指示する2つの顔の男として浮き彫りになっている。