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現実化する円安の恐怖、徐々に失速するMade in Korea(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.06 13:18
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インドネシアの大手パイプメーカーのスピンドではこのところ逆転した韓国と日本の価格表が話題だ。先月末に契約した東京製鉄の熱延コイル契約価格は1トン当たり660ドル。韓国製はこれより高い1トン当たり680~690ドルで契約した。この契約分は4~5月に供給される。鉄鋼供給を仲介する韓国系商社の支店長は、「インドネシア進出20年で初めて体験すること」と話した。これまで日本製品は韓国製より少なくても1~2%高く売れた。彼は「日本企業が在庫がないと言うので韓国のものを買っているのが実情」とし、「このまま行けば韓国企業は5~6月の船積み分はやむを得ず損して売らなければならないだろう」と予想した。

円安の恐怖が現実になった。海外市場では価格逆転現象が起きる品目が現れた。韓国の100大輸出品のうち日本と競合関係にある製品は約半分の49品目に達する。このうち電子・IT業種を除いた相当数は相対的に安い価格が韓国製品の支えとなっていた。

 
苦しい状況になったのは自動車業界だ。ソウルの起亜自動車本社19階の財経本部に入ると為替相場を示す大きな電光掲示板が最初に目に入る。最近の円安で為替モニタリングチームは24時間稼動している。財経本部関係者は、「時々刻々と変動する為替状況をチェックしながら損益変化を計算している」と話した。現代・起亜自動車の海外営業本部役員は昨年10月から毎朝A4用紙3~5枚の為替報告書を検討することで1日の業務を始める。ある役員は、「最近では日本企業のプロモーション情報がしばしば上がってくる。日本企業のマーケティングが積極的に変わったという意味だ」と話した。

トヨタなど日本車は米国で名目上価格は下がってはいないが、ディーラーの取り分とマーケティング費用を拡大した。ホンダは米国ディーラーと共同マーケティングファンドの設立を推進中で、三菱自動車も2005年以後で初めて米国でのテレビ広告を再開する計画だ。米フロリダ州ニューポートリッチーの現代自動車代理店ディーラーは、「今年の販売は例年と比較すると速度が遅い。現代自動車は“次世代トヨタ”と呼ばれるほど成長したが、過去の成功は未来の成功を保障しはしない」と話した。円に対するウォンの価値が10%上がれば自動車輸出額は12%減る。2011年の輸出額を基準とすれば54億ドルが飛んで行く。大きめの中小企業38社の売り上げが為替相場の動きひとつで消えるわけだ。現代・起亜自動車協力企業の漢拏空調のキム・ギョンナム常務は、「最近の円安は日本政府が政策的に作っているものではないのか。韓国政府がウォンの価値変動を5%前後で管理することができなければ状況はかなり厳しくなるだろう」と話した。


現実化する円安の恐怖、徐々に失速するMade in Korea(2)

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