【取材日記】“盲目”政府と“盲目”報道機関の集団事故=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.14 10:35
12日、北朝鮮が長距離ロケット「銀河3号」を発射すると、政府と報道機関は一大混乱に陥った。中央日報を含むこの日の朝刊はすべて北朝鮮のロケット解体を報道した。国民はこの記事を読んだ数時間後、ロケット発射を知ったため、衝撃が大きかった。
北朝鮮の動向を分析できない政府、少し流れた情報を疑わない報道機関の合作で誤報を生み出した。北朝鮮は常に相手の意表を突く遊撃隊式戦術を使う。政府当局はこれを十分に知りながらも「機体に問題が生じた」「発射期間を延長する」という北朝鮮の発表をそのまま信じたようだ。報道機関も北朝鮮の発表と韓国政府の解釈を信じた。これが判断力を鈍らせ、とんでもない“集団事故”を起こしたのだ。少し考えれば他の可能性に目を向けることもできたが、その余地を自ら遮断した。政府と報道機関は深く反省するべきだ。